2022年02月01日

垂水東でチヌ狙い

今の季節は、毎日の様に北寄りの風が強く、なかなか釣行機会に恵まれません。今週も予報を見ると月曜以外は無理そうなので、急遽昨日行って来ました。場所はいつもの福田川河口テトラで11時半にスタートです。

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またまたこの日も大潮で、開始早々から複雑な潮の流れに翻弄され、エサ取りさえ釣れません。とは言え、サシエのオキアミは毎回かじられ、魚の活性は高い様です。1時間ほど様子を見ましたが、あまりの釣り難さに嫌気がさしてしばし休憩を入れます。

30分ほど待つと幾分潮が落ち着いて来たので再開します。相変わらずオキアミは残らないため、コーン、ネリエ主体で探って行きます。13時半、この日初めてまともなアタリが出ます。まともと言ってもウキが完全に消し込む様なアタリでは無く、5pほど沈んだ状態で止まっており、根掛かりと間違えるほどです。ただ、今回は前回とは違いテトラ際では無く、竿2本先ほどを狙っているため根掛かりの可能性はほぼありません。暫く待ってウキが浮いて来ないためここでアワセを入れます。

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ちょうど食べ頃サイズの42pです。

その後、潮が上流側に流れ始め再び沈黙の時間が続きます。当日は満潮が17時頃なので潮が緩み始める16時前後が時合いと見て暫く様子を見ながら釣りを続けます。

15時半、ようやく潮が下流側へ流れ始めると今度は一気にウキが消し込むアタリ。合わせた瞬間は重量感があり、ドキっとさせられましたが釣れたのはデカフグです。

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その後、再びチヌらしきアタリが出たのですがこれは空振り。もう一回同じ場所をコーンで探ると再びアタリ。しかし数秒でウキが浮いて来ます。仕掛けを回収しようかなと悩んでいると再びウキがシモリます。その後も浮いたり沈んだりを数回繰り返し、合すタイミングが分からず、一か八かで竿を立てると本命がヒット。

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タモ入れと同時に針が外れます。先ほどより少し小振りですが、きれいな魚体です。

その後ももう一度重量感のある魚が掛かりますが、浮かす前に針ハズレ。これを最後にアタリも無くなり16時半に終了です。

この日は何とか2枚獲れましたが、いずれもアタリは極小でした。水温低下による喰い渋りも考えられますが、チヌの腹を捌いてもう一つ気が付いたことがあります。

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これだけ胃が満たされていれば、喰い気が下がるのは当然です。胃袋は大量のコーンとパン粉で満杯でした。集魚剤に入っているムギも多少見えますが、オキアミは皆無です。コーンは缶詰の半分ほどしか入れてませんが、こんなに大量に喰っています。フグやガシラはコーンに反応しますが、その他のエサ取り達は興味が無いため底に溜まり、それをチヌが根こそぎ拾って行ったのでしょう。逆にオキアミは底に着くまでに殆どがエサ取りに喰われたものと思われます。また、パン粉が予想以上に多いので、マキエに入れ過ぎるとすぐに満腹になるかもしれません。

チヌがたくさんいる海域ではそれほど気にすることは無いと思いますが、福田川河口の様に絶対数が少ないエリアでは、マキエの量もさることながら、中身も考えないと無駄にエサ代を掛けることになります。次回はマキエの内容を少し変えて試してみたいと思います。

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■ 釣果 ■
チヌ 38〜42p 2尾
■タックル■
竿:1号5.3m 道糸:1.7号 ハリス:1.5号 針:チヌ2号
ウキ:M-B ガン玉:B タナ:3.5ヒロ〜4ヒロ
■ エサ ■
マキエ:オキアミ1.5s+集魚剤0.5袋+ヌカ5s+パン粉2s
サシエ:オキアミLL、ネリエ(イエロー)、コーン
posted by tarumit at 15:15| 釣り