2017年12月12日

垂水西5番(17回目)

バリコ、サヨリの群れに嫌気が差し、長らく足が向かなかった西5番ですが、ようやく水温が下がりその姿が消えたとの情報を得て、久々にせきやんさんと共に行って来ました。日曜と言うこともあり、場所取りのために現地到着は午前5時半。しかし、やはりこの寒さか釣り場はガラガラです。天気も穏やか、潮もゆっくり、おまけに釣場は空いているとあって、爆釣の予感が漂います。しかし、夜が明けて、辺りが明るくなると徐々に釣人が増え始め、3番側には飛ばしサビキ師が数名、私のすぐ右手には投げ釣り師が数本の竿を出し、釣りを始める頃には周囲を包囲されている状態です。

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まあ、休日では当たり前の光景なので、特に気にはしませんが、心の中で「邪魔だけはしないでね」と願いながら7時前にスタートです。潮は緩いのですが、右へ左へと落ち着きません。オセンも動きが不規則で、突然現れたり、急に消えたりします。ただ、沖にはオセンは行かないため、複雑な潮の中を遠投で狙って行きます。ここで、トラブルが連発します。私は隣の投げ釣り師とラインが絡むこと数回、せきやんさんも、狙っているポイント近くにサビキが飛んで来るために、お互いなかなか自分のペースで釣りが出来ません。遠近では狙う範囲は広いのですが、左右は限られた中で窮屈な釣りが強いられます。更に、オセンも際組と沖組に分かれ、沖組の集団が全く言うことを聞いてくれません。幾ら釣座を休めても、際にマキエをドカ撒きしても、ずっと沖で漂っています。そのためどれだけ遠投してもサシエは秒殺です。狙う場所も無く、途方に暮れながら続け、お互いまぐれ的に2枚ずつ釣ってお昼を迎えます。

午後からは南風が徐々に強くなり、遠投の精度が低下、マキエもバラバラになりオセンは更に拡散して行きます。釣れない上に向かい風の悪条件が重なり、釣人も徐々に退散。気が付けば、南向きで竿を出しているのは私とせきやんさんだけです。

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向かい風のために遠投が出来ないため、空いた左右を使いオセンをかわして行きますが、兎に角この日のオセンは強力で効果は全くありません。14時前にもなると、風は更に強まり、竿が振れなくなります。

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ここで終了しようと思ったのですが、まだマキエが少し残っているために、風を背して釣りが出来るプール向きに移動します。

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こちらは流れも波も皆無で釣り易いのですが、期待薄です。しかし、沖が荒れているせいか、マキエが効き出すと徐々にグレが姿を現します。1時間ほどの釣りでしたが、私3枚、せきやんさん2枚を追加してマキエが無くなったところで終了です。

噂通り、バリコとサヨリの姿は全くありませんでした。ただ、オセンの数が物凄いです。工夫すればもっと釣れたのかもしれませんが、それでもグレの絶対数が少な過ぎです。急激な水温低下が影響しているのかもしれません。年内、また暖かくなる日が恐らく数回はあると思うので、その日のもう一度チャレンジしてみようと思います。

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■ 釣果 ■
グレ 20〜24p 5尾
■ タックル ■
竿:0.8号5.3m 道糸:1.5号 ハリス:1号 針:グレ3号
ウキ:00 ガン玉:無→G7 タナ:2〜3.5ヒロ
■ エサ ■
マキエ:余りエサ+集魚剤1/3袋+パン粉3s+ヌカ4s
サシエ:オキアミM
posted by tarumit at 11:53| 釣り

2017年12月05日

福井・音海で釣り三昧

3日(日)にTFCメンバー5人と共に福井の音海に行って来ました。当初は先週、貧果に終わった淡路釣行のリベンジに再び淡路へ行く予定でしたが、直前にダメ元で音海の渡船店に電話を入れると、押廻周辺は空いているとのこと。この時期珍しく風も弱く、波も落ち着いているとのことで、思い切って行き先を変更したわけです。と言うわけで、淡路釣行と同じメンバーでグレをメインに、この時期狙える別の「食材」も求め、いざ音海の磯に上礁です。

「押廻」に蔵之臣君、「酢壺」に私とせきやんさん、「タタミ」にノリさん、まさ、3104k君が上がります。どの磯も音海西部を代表する一級磯です。

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早速グレを狙いたい所ではありますが、久々にアオリも食べたいのでエギングで狙います。30分ほど粘りますが反応はありません。せきやんさんはここでフカセにチェンジ。私もフカセを始めようと準備をしていると、まさからLineが送られて来ます。見ると、30pをはるかに超える立派なマハタをゲットしています。これを見て私もエギングロッドに探り仕掛けをセット。オキアミで磯際や沖を探って行きます。しかし、釣れるのはガシラやベラばかり。しつこく粘りますが、すぐ横でせきやんさんが1投目からグレを連発している姿に心が折れ、ようやくここでグレ狙いにチェンジします。まずは東側からスタートします。

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オセンは居ますが気になるほどではありません。まずは竿2本先を軽い仕掛けで探って行きます。すると私にも23pほどのグレが1投目からヒットします。その後も手の平級が連発します。今回は28p以上のみをキープする予定なので、全てリリースです。型を狙うべく、投点を徐々に沖へ変えて行きます。遠投すればするほど型が良くなり、27〜30pクラスが連発する様になります。逆に沖には手の平級は1尾も釣れません。せきやんさんも順調に良型を仕留めています。

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11時になり、気分転換のためせきやんさんと釣座を交代します。この「酢壺」と言う磯は南側に大きな断崖がそびえ立っているために、全く日が当たりません。そのため、お昼近くになっても薄く暗く、遠投するとウキが全く見えません。東側の釣座でもそうでしたが、アタリは全て穂先で取ります。釣座交代を機に更にアタリが取り易い様にウキを000に変更してスタートします。西側の釣座でもグレは活発で、連続して穂先をひったくって行きます。そしてこの日最大の32pがヒットします。

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その後、穂先を集中して見ていると、海面から1匹の大きな魚が浮上してきます。竿を置き、もう一度観察していると60pほどのヒラスズキが小魚を追いかけて水面近く何度も浮上してきます。すぐ様エギングロッドにルアーをセットして狙ってみます。すると2度ほどアタックして来ますがフッキングまで行きません。そうこうしているうちにこんな魚がヒットします。

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まさかルアーでフグが釣れるとは...その後、スズキの姿も消え、再びフカセ開始です。相変わらずグレは釣れますが、なかなか35pを超えるサイズは喰ってくれません。サシエ、タナ、ポイント等色々変えながら続けますが、これと言った「決めて」は見つかりません。兎に角、数を釣って確率を上げる他、方法が見出せず時間だけが過ぎて行きます。「押廻」の蔵之臣君もグレを連発しています。

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14時前、この日一番の良型がヒットします。目の前に根があるために、強引に浮かせ様としますが、動作が遅れハリスが擦れる感触が竿に伝わります。それでも、このままラインを出せば切れる可能性の方が高いので、更に寄せて行くとようやく姿が見え始めます。何と念願の35pオーバーです。しかし、根ズレのダメージが予想よりも大きく、浮かせる瞬間にラインブレイクでばらしてしまいます。気を落としている暇はありません。時合いだと思い、ハリスを1.5号に変え、再び遠投で狙って行きます。すると30p弱が連発した後、再び良型がヒット。しかし、これもチモトですぱっと切れてバラシです。「もしかして尾長?」と期待感が高まります。念のため、針を「飲ませ」タイプから軸の長いものに、4号から5号へ変更します。その30分後、この日3回目の重量感ある魚がヒットします。

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念願の尾長32pです。その後も迎船時間ぎりぎりまで2尾目を狙いますが、釣れるのは30p前後の口太ばかり。結局、29p以下は全てリリースして納竿の16時を迎えます。

その後、港へ戻り後片付け。魚を捌く頃にはもう真っ暗です。

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この日は6人とも爆釣で、25p以上は200尾は釣れたと思います。最大は蔵之臣君が釣った34p。その他、40p近いマダイも仕留めていました。アオリは全く釣れませんでしたが、まさのマハタを筆頭に、アコウ、ガシラ、メバル、サンバソウ等も釣れ、お土産には十分確過ぎる結果となりました。グレは大型は出ませんでしたが、小型が少なくアベレージは27〜29p。遊ぶにはいいサイズで、それなりに楽しめましたが、欲を言えば35pオーバーが獲りたかったですね。

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■ 釣果 ■
口太 25〜28p 31尾、29p〜32p 16尾(30pUP 8尾)、尾長 32p 1尾
■ タックル ■
竿:1号5.3m 道糸:1.5号 ハリス:1.2→1.5号 針:グレ4号→5号
ウキ:L00→L000 ガン玉:G7→無
タナ:1〜3ヒロ
■ エサ ■
マキエ:オキアミ3s+集魚剤1/2袋+パン粉4s+ヌカ4s
サシエ:オキアミM、L
posted by tarumit at 12:56| 釣り