昨日は会員であるMFGのグレ釣り大会に、仲間3人と参戦して来ました。出船場所の姫路港には午前3時過ぎに到着。すぐに受付を済ませ、問題の抽選です。結果、私とまさは住栄渡船、他の2人は飾磨渡船と明暗が分かれます。小豆島の磯は季節にもよりますが、大よそ南高北低です。つまり、南部の方が釣果が安定しており、良型が揃います。それに比べ北部は、チヌ場が混在するために、磯による釣果の差が顕著に表れます。また、グレも木っ葉が多く、30pオーバーは数が出ません。そう言う特徴がある小豆島ですが、住栄渡船はその悪い方の最北部が渡礁エリアとなります。渡船が決まった時点でテンションは急降下。しかし、「絶対」は無いわけで、いい磯に上がれれば上位入賞の可能性もあります。しかも今回の規定は25p以上5匹。いつもより規定数が少ないので、良型をたくさん揃える必要はありません。兎に角、1級磯に上がれることを願いつつ、出船時間の5時を迎えます。

出船から約1時間、ようやく小豆島に到着です。まずは金ヶ崎北側から南側、フェリーが到着する福田港の防波堤、小島周辺で選手達を下して行きます。そしていよいよ私の番。上がった磯は「小島ワイヤー」と言う磯です。一緒に上がった選手は女性磯釣師のDさん。実を言うと一緒に釣りをするのは今回で5回目です。凄い確率です。

さて、この「小島ワイヤー」と言う磯。1級磯ではありませんが、潮によっては良く釣れる釣り場です。ただ、型は相対的に小振りが多いです。兎に角たくさん釣って、型を拾って行くしかありません。そのためにも釣れるパターンを早めに見極めたいので、釣座優先権のある私は、魚の動きが観察し易い高場の
@からスタートします。

釣りを始めて間も無くして、釣座のミスに気付きます。潮が当て気味に右へ流れて、ちょうど相手選手との境界ライン(写真黄破線)で右沖へ出て行きます。つまり、相手選手は沖へ出る潮に対して仕掛けを流し、私はそのマキエ係になるわけです。これはいかんと思い、相手選手が狙う場所にマキエが流れ無い様に出来るだけ遠投を試みますが、沖では全くグレの反応がありません。それどころか、お土産にはいいのですが、困った来客のお陰で手も足も出なくなります。

仕掛けが2ヒロも入ると必ずコレが釣れてしまいます。マキエが効き出すとタナも浅くなり、オセンが居ない場所では百発百中でアジが釣れてしまいます。ただ、型がいいので一夜干し用に全てキープして、5匹ほど釣ったらさばいてを繰り返し、無駄に時間を消費してしまいます。ある程度お土産を確保してから、もう一度真剣にグレ狙いに集中します。オセンは居ますが沖に出ても10mくらいまで。オセンの下には15pほどの木っ葉が群れていますが、その中に25pを超える型は居ません。オセンを出したり戻したりを繰り返して行くうちに良型が出ないか試してみますが、良くてもこのサイズです。

推定18p。その後も釣っても釣っても15p以下ばかりです。仕掛けがオセンから完全に離れるとやはりアジばかりです。サシエをエビのむき身、ネリエと変え、タナも浅くしたり深くしたりと色々と試しはしたものの、木っ葉とアジが多過ぎて、どうしようにもキーパーサイズが釣れません。もう他の手が考えられないので、まだ一度も狙っていない左側の浅場の藻場の中をダメ元で狙うと奇跡的に25p弱がヒット。しかし、釣れたのはこの1匹のみでその後はフグと木っ葉ばかり。結局前半はキーパーは1枚のみで
Aへ移動です。
@の時に潮の流れを読んで、予め狙う場所を決めていたので早速そのポイントへ仕掛け投入です。まずは木っ葉がご挨拶。その後も木っ葉、アジ、アジ、アジ、木っ葉、アジ、アジ...といつまで経っても本命は来ません。木っ葉をかわすとアジが、アジをかわすと木っ葉が釣れるこのパターンからどんな手を使っても抜け出されなくなります。しかも、次第に潮の流れが変わり、気が付けばまたも潮上に。またまた当て潮で大苦戦です。こうなると、普通の釣り方ではキーパーサイズは釣れません。そこで考えられるのが、超浅ダナか底狙いです。残り時間もあまり無いので、どちらか一つを徹底しようと思案していた矢先、Dさんが大きく竿を曲げます。高場でタモが届かないので、私が掬ってあげます。

釣れたのは40pほどのチヌ。実を言うとこの日2枚目です。仕掛けを聞くと、アジを避けるために仕掛けを重くして、底近くの深場狙っていたとのこと。それを聞いて、私は真逆の超浅ダナ狙いに決定です。まずは矢引で沖を狙いますが、やはり仕掛けが馴染むとアジが喰って来ます。こうなれば一か八か、水面まで急浮上して来る(かもしれない)良型を狙うべく、超々浅ダナ仕掛けに変更します。これまで仕掛けが馴染めばウキがシモる様にウキに貼っていた鉛シールを全て取りはずし、ウキ下を一気に20pほどに設定。針も軽い飲ませタイプに変更して、極力仕掛けが入らない様にしてチョイ遠投で狙ってみます。マキエは後打ちでオセンが沖に出る様、タテ撒きを何度も入れて行きます。すると、やはり何も喰って来ません。いいのか悪いのか、この日初めてサシエが残る様になります。アタリが出る場所を探しながら、徐々に狙う場所を沖から手前方向に移動して行きます。すると、何度か試した時にようやく初めてのアタリ。なかなかの手応えで、「もしかしたらグレ?」と思いながらも、これまでの状況からして考え難く、やはり「大きなアジ?」と思い寄せて来ると、何とまさかの本命です。あまりの驚きに写真を撮るのを忘れてしまいましたが、30pほどの超メタボグレです。ようやくパターンが分かり、とここから戦闘モードに入りますが、その後は再び木っ葉地獄に陥ります。結局、キーパーは2枚のみでフィニッシュ。Dさんは1枚で終了です。

さて、港に戻り検量です。Dさんはやはり25pにあと数ミリ足らずで釣果ゼロ。私も1枚が24.5pでアウト、もう1匹がメタボだったお陰で720gありましたが、たった1匹では話になりません。
やはり上位者は南部に集中、多くの選手が2sを超えていました。場所によってはアジは居らず、25p以上が入れ喰いだった磯も幾つかあった様です。また、住栄渡船の乗船者の殆どが釣果無しと散々な結果でした。因みに同船のこの方もボウズでした。

グレ釣り界のレジェンドが釣れないのに、私が釣れるはずがありません。
来週は家島でグレ釣り大会です。またまたアジに悩まされそうです。秘策があればどなたか教えて下さい。
■ 釣果 ■
グレ 20〜30.5p 5尾 (25pUP 1尾)
■タックル■
竿:0.8号5.3m 道糸:1.5号 ハリス:1.2号 針:グレ3号
ウキ:L-00 ガン玉:無 タナ:1〜3ヒロ→矢引→20p
■ エサ ■
マキエ:オキアミ3s+集魚剤2s+パン粉3s+ヌカ3s
サシエ:オキアミM、むきエビ、ネリエ
posted by tarumit at 00:00|
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