2017年06月30日

垂水西5番(12回目)

そろそろ垂水のグレ釣りも前半戦終盤。グレが居なくなると言うよりかは、オセン以外にも色々とエサ取りも増え、釣り難くなることと、個人的には他の釣りもやりたくなる季節。シーズン終了に向けて、ストックしているヌカやパン粉をカビの発生や虫が付く夏本番前にそろそろ処分しなくてはいけません。そんな訳で、昨日小雨にもかかわらず行って来ました。

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釣り場には雨が止むのを待って9時に到着。9時半スタートです。マキエを打つ前から人気を感じてオセン軍団が釣り座前に大集合です。マキエを打つと辺り一面真っ黒け。この日は生憎の空模様と言うこともあり、西5番の釣人は私一人。唯一入るエサ場に周辺のオセンが一気に集まった感じです。釣人が一人と言うことで正面180度、どこでも狙えるのですが、サシエが通る場所が全くありません。沖のオセンを際に寄せるために10杯以上マキエを打ちますが、なかなか戻ってくれません。こうなれば、時間を十分掛けて、オセンが戻るのをひたすら待ちます。面倒臭い釣りです。開始1時間半、ようやく遠投でグレがヒット。その後も単発で釣れますが、兎に角手間が掛かります。雨も少し強くなりしばし休憩に入ります。休憩中はオセンだけで無く、エサに飢えたこの子達も寄って来ます。

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雨が小降りになったので再開しますが、相変わらずオセンの動きが活発で、グレも全く浮いて来ません。後半は遠投で1枚ゲットして再びお昼休憩に入ります。すると、暫くするとTFCのサトシF君が参戦。フカセをすると思いきや、プール内で飲ませをやるとのこと。

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私も興味津々、マキエをドカ撒きして早々にフカセを切り上げて飲ませ釣りに変更です。まずはサビキでエサの確保ですが、小サバが多過ぎてなかなかイワシが釣れません。それでも何とか5、6匹を確保。竿はそのままでウキ、ハリス、針を変更して私もチャレンジです。プール内で反応が無いので、5番の外向きに変更して間も無くしてサトシF君から「来ました!」の声。振り向くと竿が大きく曲がっています。今シーズン初挑戦にして、早速のスズキゲットです。

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65pの黄金色のスズキです。私もすぐ様再びプール内に移動。すると、開始早々数匹のスズキが針に付けたイワシの周りをうろうろしています。喰うタイミングを計っている様ですが、なかなかアタックしません。ならばと誘いを掛けてみますが、一旦は咥えたものの吐き出してしまいます。再び活きのいいイワシに付け替えて狙いますが、やはり警戒しているのか、腹が一杯なのか喰い込みません。そのうちにスズキも姿を消し、気配は完全に無くなります。結局、18時まで粘りましたが、釣れたのはサトシF君の1本のみで終了です。

フカセに関しては、昨日の状況から見て、やはりそろそろ潮時の感があります。狙って釣れないことも無いですが、そこまでして釣る「価値」があるかは微妙なところです。今後はプール内にスズキが居ることが確認出来たので、暫くは狙ってみようと思います。

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■ 釣果 ■
グレ 22〜26p 5尾 (30pUP 0尾)
■タックル(フカセ)■
竿:0.8号5.3m 道糸:1.5号 ハリス:1号 針:グレ3号
ウキ:M-00→L-00 ガン玉:無 タナ:矢引〜1ヒロ
■タックル(飲ませ)■
竿:0.8号5.3m 道糸:1.5号 ハリス:1.5号 針:チヌ2号
ウキ:2B ガン玉:B タナ:2.5ヒロ→1.5ヒロ
■ エサ ■
マキエ:オキアミ1.5s+集魚剤0.5s+パン粉4s+ヌカ4s
サシエ:オキアミM
posted by tarumit at 11:21| 釣り

2017年06月26日

MFGグレ釣り大会in小豆島

昨日は会員であるMFGのグレ釣り大会に、仲間3人と参戦して来ました。出船場所の姫路港には午前3時過ぎに到着。すぐに受付を済ませ、問題の抽選です。結果、私とまさは住栄渡船、他の2人は飾磨渡船と明暗が分かれます。小豆島の磯は季節にもよりますが、大よそ南高北低です。つまり、南部の方が釣果が安定しており、良型が揃います。それに比べ北部は、チヌ場が混在するために、磯による釣果の差が顕著に表れます。また、グレも木っ葉が多く、30pオーバーは数が出ません。そう言う特徴がある小豆島ですが、住栄渡船はその悪い方の最北部が渡礁エリアとなります。渡船が決まった時点でテンションは急降下。しかし、「絶対」は無いわけで、いい磯に上がれれば上位入賞の可能性もあります。しかも今回の規定は25p以上5匹。いつもより規定数が少ないので、良型をたくさん揃える必要はありません。兎に角、1級磯に上がれることを願いつつ、出船時間の5時を迎えます。

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出船から約1時間、ようやく小豆島に到着です。まずは金ヶ崎北側から南側、フェリーが到着する福田港の防波堤、小島周辺で選手達を下して行きます。そしていよいよ私の番。上がった磯は「小島ワイヤー」と言う磯です。一緒に上がった選手は女性磯釣師のDさん。実を言うと一緒に釣りをするのは今回で5回目です。凄い確率です。

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さて、この「小島ワイヤー」と言う磯。1級磯ではありませんが、潮によっては良く釣れる釣り場です。ただ、型は相対的に小振りが多いです。兎に角たくさん釣って、型を拾って行くしかありません。そのためにも釣れるパターンを早めに見極めたいので、釣座優先権のある私は、魚の動きが観察し易い高場の@からスタートします。

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釣りを始めて間も無くして、釣座のミスに気付きます。潮が当て気味に右へ流れて、ちょうど相手選手との境界ライン(写真黄破線)で右沖へ出て行きます。つまり、相手選手は沖へ出る潮に対して仕掛けを流し、私はそのマキエ係になるわけです。これはいかんと思い、相手選手が狙う場所にマキエが流れ無い様に出来るだけ遠投を試みますが、沖では全くグレの反応がありません。それどころか、お土産にはいいのですが、困った来客のお陰で手も足も出なくなります。

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仕掛けが2ヒロも入ると必ずコレが釣れてしまいます。マキエが効き出すとタナも浅くなり、オセンが居ない場所では百発百中でアジが釣れてしまいます。ただ、型がいいので一夜干し用に全てキープして、5匹ほど釣ったらさばいてを繰り返し、無駄に時間を消費してしまいます。ある程度お土産を確保してから、もう一度真剣にグレ狙いに集中します。オセンは居ますが沖に出ても10mくらいまで。オセンの下には15pほどの木っ葉が群れていますが、その中に25pを超える型は居ません。オセンを出したり戻したりを繰り返して行くうちに良型が出ないか試してみますが、良くてもこのサイズです。

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推定18p。その後も釣っても釣っても15p以下ばかりです。仕掛けがオセンから完全に離れるとやはりアジばかりです。サシエをエビのむき身、ネリエと変え、タナも浅くしたり深くしたりと色々と試しはしたものの、木っ葉とアジが多過ぎて、どうしようにもキーパーサイズが釣れません。もう他の手が考えられないので、まだ一度も狙っていない左側の浅場の藻場の中をダメ元で狙うと奇跡的に25p弱がヒット。しかし、釣れたのはこの1匹のみでその後はフグと木っ葉ばかり。結局前半はキーパーは1枚のみでAへ移動です。

@の時に潮の流れを読んで、予め狙う場所を決めていたので早速そのポイントへ仕掛け投入です。まずは木っ葉がご挨拶。その後も木っ葉、アジ、アジ、アジ、木っ葉、アジ、アジ...といつまで経っても本命は来ません。木っ葉をかわすとアジが、アジをかわすと木っ葉が釣れるこのパターンからどんな手を使っても抜け出されなくなります。しかも、次第に潮の流れが変わり、気が付けばまたも潮上に。またまた当て潮で大苦戦です。こうなると、普通の釣り方ではキーパーサイズは釣れません。そこで考えられるのが、超浅ダナか底狙いです。残り時間もあまり無いので、どちらか一つを徹底しようと思案していた矢先、Dさんが大きく竿を曲げます。高場でタモが届かないので、私が掬ってあげます。

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釣れたのは40pほどのチヌ。実を言うとこの日2枚目です。仕掛けを聞くと、アジを避けるために仕掛けを重くして、底近くの深場狙っていたとのこと。それを聞いて、私は真逆の超浅ダナ狙いに決定です。まずは矢引で沖を狙いますが、やはり仕掛けが馴染むとアジが喰って来ます。こうなれば一か八か、水面まで急浮上して来る(かもしれない)良型を狙うべく、超々浅ダナ仕掛けに変更します。これまで仕掛けが馴染めばウキがシモる様にウキに貼っていた鉛シールを全て取りはずし、ウキ下を一気に20pほどに設定。針も軽い飲ませタイプに変更して、極力仕掛けが入らない様にしてチョイ遠投で狙ってみます。マキエは後打ちでオセンが沖に出る様、タテ撒きを何度も入れて行きます。すると、やはり何も喰って来ません。いいのか悪いのか、この日初めてサシエが残る様になります。アタリが出る場所を探しながら、徐々に狙う場所を沖から手前方向に移動して行きます。すると、何度か試した時にようやく初めてのアタリ。なかなかの手応えで、「もしかしたらグレ?」と思いながらも、これまでの状況からして考え難く、やはり「大きなアジ?」と思い寄せて来ると、何とまさかの本命です。あまりの驚きに写真を撮るのを忘れてしまいましたが、30pほどの超メタボグレです。ようやくパターンが分かり、とここから戦闘モードに入りますが、その後は再び木っ葉地獄に陥ります。結局、キーパーは2枚のみでフィニッシュ。Dさんは1枚で終了です。

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さて、港に戻り検量です。Dさんはやはり25pにあと数ミリ足らずで釣果ゼロ。私も1枚が24.5pでアウト、もう1匹がメタボだったお陰で720gありましたが、たった1匹では話になりません。

やはり上位者は南部に集中、多くの選手が2sを超えていました。場所によってはアジは居らず、25p以上が入れ喰いだった磯も幾つかあった様です。また、住栄渡船の乗船者の殆どが釣果無しと散々な結果でした。因みに同船のこの方もボウズでした。

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グレ釣り界のレジェンドが釣れないのに、私が釣れるはずがありません。
来週は家島でグレ釣り大会です。またまたアジに悩まされそうです。秘策があればどなたか教えて下さい。

■ 釣果 ■
グレ 20〜30.5p 5尾 (25pUP 1尾)
■タックル■
竿:0.8号5.3m 道糸:1.5号 ハリス:1.2号 針:グレ3号
ウキ:L-00 ガン玉:無 タナ:1〜3ヒロ→矢引→20p
■ エサ ■
マキエ:オキアミ3s+集魚剤2s+パン粉3s+ヌカ3s
サシエ:オキアミM、むきエビ、ネリエ
posted by tarumit at 00:00| 釣り

2017年06月24日

垂水西5番(11回目)

梅雨入り後、晴天が続いていましたが、今週に入りようやく梅雨らしくなって来ました。来週も予報では雨が続く見込みで、昨日は貴重な晴天日。と言うわけで、仕事も休みなので、暇潰しに行って来ました。現地に到着すると既にTFCのヤートさんが竿を出しています。その横に入れて頂き、午前8時前にスタート。

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この日、グレ狙いは我々2人のみ。久々にのんびり釣りが出来そうです。まずはいつもの軽い仕掛けで矢引〜2ヒロまでを探って行きます。オセンも元気なので沖を重点的に狙って行きますが、なかなかサシエが通りません。また、大潮の下げに入っているため、沖は激流、手前は引かれ潮が反対に流れ、幾らラインメンディングをしても、仕掛けが自然に流れてくれません。久々に難しい状況での釣りで、腕を試されるところですが、さすがに私の数少ない引き出しでは対処法が思い浮かびません。悪戦苦闘が続く中、遠投でたまたま25pがヒットしますが、後が続きません。そうこうしているうちにお昼前に干潮を迎えます。潮位もかなり下がり、際では底が見えるほどです。潮も止まり、釣れる雰囲気ゼロですが、引かれ潮が無いお陰でこれまでの釣り難い状況に比べると随分マシです。流れが無いお陰でオセンもコントロールし易くなり、沖でもサシエが残る様になります。

決して時合いではありません。しかし、今しかチャンスはありません。そう思い、マキエの打ち方を色々変えて、グレが出るパターンを探します。すると、竿4〜5本先でようやく青白い無数の影を発見。しかし、見えている時間はほんの数秒です。時間は掛かりましたが、何とかこの群れから2匹を釣り上げ、その後浮くことは無くなります。

お昼休憩を入れた後は、再び沖の潮が激流となり、足元は右へ左へと落ち着かない流れとなります。大遠投しても、ウキを消し込むのはオセンばかり。たまに小サバも邪魔して、徐々にやる気も低下してして行きます。エサ切れとなる16時まで粘りましたが、潮止まり時以外は思い通りの釣りが全く出来ずに終了です。

ほんとに難しい1日でした。オセンは沖に漂い始めると、なかなか戻って来ませんし、居ないと思って仕掛けを入れると突然下から現れます。グレの誘導役のボラはいつもより数が少ない上に動きが鈍く、マキエには寄るもののすぐに消えてしまいます。潮も良く分からない動きで読み辛く、何もかもが上手く行かない日でした。

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■ 釣果 ■
グレ 24〜29.7p 3尾 (30pUP 0尾)
■タックル■
竿:0.8号5.3m 道糸:1.5号 ハリス:1号 針:グレ3号→2号
ウキ:M-00 ガン玉:無、G7 タナ:矢引〜2.5ヒロ
■ エサ ■
マキエ:集魚剤1s+パン粉4s+ヌカ5s
サシエ:オキアミM
posted by tarumit at 10:01| 釣り