先週と比べ潮が速い様なので、この日はBのウキを選択、タナを3.5ヒロに設定して西向きの潮に流して行きます。暫くすると潮が東向きに、また暫くすると当て潮に目まぐるしく流れが変わって行きます。しかもこの日の潮は透明度ゼロ。ひどい濁り方です。アタリも無く、サシエさえも取られない状況が延々と続きます。粘ること1時間半、ようやくこの日最初のアタリ。待って待ってウキが完全に入ってからアワセを入れると、ようやくチヌがヒット。型は小振りですが、何とかボウズは免れます。

魚をストリンガーに掛け、釣り座に戻ると今度は潮が東にガンガン流れています。あっという間に仕掛けが流され、根掛かりも連発で意気消沈です。マキエの消費量も増えるため、ここで休憩タイムに入ります。波止をぐるぐる回り、みんなの状況を確認します。東端に入ったせきやんさんが、良型を1枚手にしている以外は全員釣果無しです。やはり状況は悪い様です。釣り座に戻り再開しますが、一向に潮が緩む気配は無く、更に赤潮も出て来たために再び中断。3104k君の短竿を借りて探り釣りをしたり、みんなで雑談したり、兎に角潮が緩むまで暇を潰します。気が付けばもう12時前。釣りをしているより休憩の時間の方が長くなってしまいます。このままでは温存していたマキエが逆に余ってしまうので、再び気合を入れて再開。
潮も徐々に緩み、後半は再び西向きに変わります。流れの速さも穏やかで釣り易い状況です。仕掛けが馴染んで10秒ほど待つと久々のアタリ。待って待ってアワセを入れ様とするとウキが浮いて来ます。仕掛けを回収するとサシエはありません。その後も同じ様なアタリが続きますが、アワセを入れても全く針掛かりしません。ここでネリエにチェンジ。するとまたも微妙なアタリが出ますが、なかなか喰い込みません。どうやら犯人はチヌではなさそうです。その後も色々試すこと1時間、ようやく魚がヒット。釣れたのは何とオセン。前回全く居なかったオセンが、南からの温かい潮が入ったお陰で集まって来た様です。潮が濁っているために確認出来ませんが、相当数が群れている様です。その後、ネリエ主体で少し沖目を流して行きますが、全くチヌの反応は無く、終了の14時を迎えます。
結果は47、49pの良型2枚を揃えたせきやんさんが優勝。私は1枚でしたが、他が釣れていなかったお陰で何とか2位に、3位には36.5pを釣り上げたトシさんが入りました。
釣果は全員で4枚。濁りが入ってチヌ釣りには好条件だと思ったのですが、そうでもありませんでした。流れが複雑で釣り難い面もありましたが、今思えばもっと対処出来たと思います。と言うか、ちょっと休憩し過ぎだったかもしれません。ただ、釣れないお陰で他メンバーとの交流時間が増え、釣り以外での楽しい時間を過ごすことが出来たので、それなりに意味のある大会だったと思います。
■ 釣果 ■
チヌ 37.6p 1尾
■タックル■
竿:0.8号5.3m 道糸:1.8号 ハリス:1.5号 針:チヌ2号
ウキ:M-B ガン玉:B+G7 タナ:3.5〜4ヒロ
■ エサ ■
マキエ:オキアミ1.5s+集魚剤3袋+ヌカ5s
サシエ:オキアミLL、ネリエ(イエロー)