昨年春先に良型グレが釣れたとのことで、今年も期待される沼島にTeam ONIGAKEの黒田君と22日に釣行。船の出る土生港で、がまかつのテスター、K氏とそのご友人の方と合流し、予約を入れていた「ヤカタ」、「五合バエ」に向かいます。平日にもかかわらず、チヌが好調とのことで船内は満員御礼状態。東から順に釣り人を降ろし、いよいよ我々の番。しかし、意外にもウネリが有り、「五合バエ」は渡礁不可とのことで、「ヤカタ」に4人で上がります。表側に私と黒田君、裏側にK氏とその友人が入り、6時頃実釣開始。表側は中央部が低く、そこをたまに潮が通るため大きなサラシが出ます。黒田君と相談の結果、私は中央部@からスタートです。

グレがメインターゲットとは言うものの、やはりこの時期、チヌを狙わないわけには行きません。とは言え、いきなり重い仕掛けでタナを決めて釣ると、グレの可能性も低くなるため、まずは全遊動ウキ00の軽い仕掛けで探って行きます。開始早々から手前のサラシがきついため、逆に流れる沖の潮になかなか仕掛けが馴染みません。そこでガン玉G6を打ち、ウキを沈ませ、マメにラインメンディングを入れて行きます。しかし、たまにサシエは取られるものの、竿をひったくる様なアタリは出ません。そうこうしているうちにようやくK氏の竿に本命らしき魚がヒット。

さすがはがまのテスターです。見事な竿さばきで40pクラスをゲットです。これで俄然みんなの気合いも入ります。私もどうも仕掛けの馴染みがしっくり来ないので、これを機会にウキを0Uに変更、ガン玉をG6→G4に変え、ウキでアタリを取る様にします。すると間も無くして私の竿にも待望のチヌがヒットです。

そこから1時間ほどはK氏、K氏の友人、私と交互にチヌがヒットします。チヌも浮いて来ている様で2〜3ヒロのタナでも喰って来ます。しかし、この日の主催者、黒田君の竿には未だ根魚以外の魚は掛かって来ません。黒田君はこの日、船内でピンオンリールの糸が切れ、釣り開始早々に根掛かりでウキを無くし、それを回収すべくウキパラソルを投入したものの、遥か彼方へ飛んで行くと言うトラブル続き。それが尾を引いているのかどうかは分かりませんが、チヌにも相手にされない始末。それでも、彼は腐らず一生懸命竿を振っています。するとようやく海の神様が微笑みます。

ここから人が変わった様に怒濤の追い上げが始まります。他のメンバーも連チャンモードに入ります。私も6枚釣って、ライブウェルに入らなくなったため小休止に入ります。すると、間も無くして凄い光景を目にします。

何と3人同時ヒットです。勿論全て40pを超えるチヌが掛かっています。恐るべし沼島です。その後もパタパタとチヌは釣れましたが、潮が変わるとピタリと喰いは止まり、3時間ほどで時合いは終了です。その後、ウネリが収まって来たので、私一人西に低場Aへ移動します。
ここは足元は深く、西に向いて沈み根が伸びています。いかにもその根周辺が釣れそうな雰囲気なので狙ってみます。しかし、竿を曲げてくれるのはベラとガシラのみです。早々に根際を諦め沖を探って行きますが生命反応がありません。釣座移動をミスった気がして仕方無かったのですが、暫く辛抱して続けてみます。すると、今度は深いタナで珍しくオセンがヒットします。この時期、オセンが居ることはこの上無いチャンスです。つまり仲間(?)のグレが居る可能性があるわけです。幸いにもマキエをちゃんとまぜまぜしていなかったため、バッカンの底の方にはパン粉が溜まっています。それをかき混ぜて軽いマキエの出来上がりです。兎に角オセンを浮かせるため必死にパラパラ撒きを繰り返します。すると間も無くしてオセンの黒い軍団が見える範囲まで現れます。これでセット完了です。ハリスを1号、針をグレの3号に変え、ガン玉無しの全遊動でグレを狙います。オセンを沖に出し、その先端にグレが出ることを信じ、ひたすら粘ります。すると、まずはグレでは無くチヌがヒット。そして暫くして穂先を抑え込むアタリが有り、すかさずアワセると魚が一気に沖へ走ります。細ハリス、小針ゆえ無理は出来ません。ラインを出したり巻いたりを繰り返しようやく浮かせたのがきれいなマダイです。納竿まで残り1時間、あとグレさえ釣れれば目標達成です。しかし、次に竿を曲げたのは美味しそうなウマヅラです。オセンの勢いも徐々に増し、そろそろグレも浮きそうな雰囲気でしたが、なかなか姿を見せてくれません。他3人が竿をたたみ始めたのを見て余計にあせってしまいます。すると最後の最後に奇跡が起きます。沖を流していると、穂先が一気に絞り込まれます。細ハリスゆえ、アワセを入れると切れる恐れがあるため、アワさずに一瞬ラインを出します。魚が掛かったのを確かめ、慎重にやり取り開始です。何度かの締め込みに耐え、ようやくタモに収まったのが43pのグレです。狙っていたサイズより遥かにビッグです。これでようやく納竿です。結局、グレ、マダイは私の釣った1枚ずつだけでしたが、チヌは全員で30枚ほど釣れ、まさにチヌ最盛期を実感しました。
今回のマキエは集魚剤を減らし、アミノ酸を多めに入れてみました。効果の程は分かりませんが、集魚剤は少なくても魚は釣れると言うことは実証出来たと思います。

■ 釣果 ■
チヌ40〜48p 7尾 グレ43p 1尾 マダイ55p 1尾 ウマヅラ33p 1尾
■ タックル ■
竿:1.2号5m 道糸:1.7号 ハリス:1.5号→1号 針:チヌ3号→グレ3号
ウキ:M00→M0U→M00 ガン玉:G6→G4→無し タナ:チヌ2〜5ヒロ グレ、マダイ3ヒロ
■ エサ ■
サシエ:オキアミL、M マキエ:オキアミ4.5kg+パン粉4kg+ヌカ4kg+集魚剤2/3袋+アミノ酸
posted by tarumit at 00:31|
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