今日は一つの目標を持って釣りに臨みます。その目標とは40枚釣ることです。と言うのも、この西5番に通い始めて15年。釣行回数も396回目となりました。これまで釣った20p以上のグレは2960枚。あと40枚で3000枚になります。自慢出来る釣果ではありませんが、それでも「良く通ったなぁ」としみじみ思います。ここでフカセを覚え、何度もボウズを喰らい、その度に練習を続けて来ました。私にとってフカセの特訓場です。その場所でとうとう3000枚目を迎えるとなると、単なる通過点ではありますが、やはり意識してしまいます。兎に角いつも以上に気合いを入れて臨みます。
前置きが長くなりましたが、青物の回遊が無いのか、朝一からバリコ軍団がどんどん沖に出て行きます。きっちりマキエで際に釘付けしないとサシエは秒殺です。しかし、前述の様に釣人は5人、なかなか自分のペースで釣りが出来ません。こうなれば、周りの釣り人のマキエの打ち方を見て、自分の釣り方を調整して行く他ありません。これで何とか1枚目は容易にゲット出来たのですが、あとが続きません。やはりバリコが沖に出てしまい、グレにサシエを届けることが出来ません。次に試したのが遠投。この方法なら周りのペースは関係ありませんが、果たしてグレが単独で沖に出るかが心配です。ポイントを作るまで暫く時間が掛かりましたが、ようやくグレがヒット。その後も単発ではありますが釣れてくれます。10時頃からバリコがあまり沖に出なくなったので、狙いを竿2〜3本先に変え連発モードに入ります。すると、良く見るとバリコが沖に出ないことをいいことに、オセンが沖に出て行きます。これはもしやグレが浮くパターンでは?と思い、マキエのパラパラ広範囲&タテ撒きを繰り返し、オセンの活性をどんどん上げて行きます。すると狙い通り、オセンの先端にグレが湧き出します。グレの滞在時間は凡そ5秒ほど。すかさずタナを矢引きに変え、マーカーの動きに全神経を集中させます。久し振りの湧きグレになかなかアワセが上手く行かず、素針が続きましたが、暫くして感が戻るとここから連チャンモードに入ります。しかし、四方八方から打たれるマキエにグレも反応するため、なかなか自分のポイントで釣ることが出来ません。何とか矢引きで10枚ほど追加してから潮が変わり、再びタナが深くなります。14時以降になると、徐々に型も良くなり27〜30pクラスが喰い出したのですが、再びバリコの勢いが強まり、なかなか連発とは行きません。何とかエサ切れとなる15時半まで必死で粘りましたが、最終的に目標の2枚足らずで納竿とします。
ようやくグレも浮き出し、これからますます楽しみな時期になります。バリコの勢いが無くなればチャンス到来です。12月は1年で最も30pオーバーが出る時期ですので、時間の許す限り通い続けたいと思います。
■ 釣果 ■
グレ20〜30cm 38尾
■ タックル ■
竿:0.8号5.3m 道糸:1.5号 ハリス:1号 針:グレ3号 ウキ:S-00 ガン玉:G8or無し
タナ:矢引き〜3.5ヒロ サシエ:オキアミS マキエ:オキアミ1.5kg+集魚剤1/2袋+パン粉4kg+ヌカ5kg